国策が追い風となるテーマは?日経平均値動き予想を発表

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国策が追い風となるテーマは?日経平均値動き予想を発表

直近の相場状況と9月の相場展望

 米ウォルマートなどの小売大手の決算が市場予想を上回り、NYダウは8月10日から5営業日連続で上昇しました。その流れを受けて、日経平均株価も1月5日以来、7か月ぶりに2万9000円を上回りました。その後、8月25~27日に開催されるジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を受けて、相場は急落しています。インフレ懸念や米利上げペースの見通しもいまだ不透明感が強く、株価調整局面は続きそうです。今後は、9月2日発表の8月雇用統計に注目が集まりそうです。

当面の日経平均株価の予想レンジは、2万7000円~2万9000円と見ています。

直近の相場状況と9月の相場展望
(8月29日時点)

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不動産テック

 もともと割安であった日本の不動産ですが、円安により海外投資家からの資金流入が加速しています。今期の業績が好転する企業が多く、なかでも不動産とテクノロジーを組み合わせた不動産テックが注目されています。空き家問題など不動産業界における課題解決や業務効率化が期待されており、今後成長が見込まれる分野です。

 まず、都心のオフィスビル投資を主力とするロードスターキャピタル<3482>ですが、第2四半期決算は過去最高額の大型物件を売却し、四半期ベースで過去最高益を達成しました。同社は、不動産特化型クラウドファンディングプラットフォーム「OwnersBook」も手掛けており、投資家会員数を順調に伸ばしています。また、AI不動産鑑定ツールや不動産売買契約書類作成ツールを展開しているSREホールディングス<2980>や、不動産事業者向け業務支援システム等を手掛ける日本情報クリエイト<4054>などにも注目です。

SREホールディングス(2980)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 AI不動産鑑定ツールや不動産売買契約書類作成ツールを展開。不動産テックのノウハウを活かし、他業種向けAIにも注力。住宅ローン業務の一括支援など不動産業界のDXを推進。顧客獲得進展し、22.3期は売上急増。 記:2022/06/21

ランディックス(2981)【取引所】


〈業務内容〉 不動産マッチングサービス「sumuzu」を運営。東京城南エリアが地盤。不動産デベロップメントやマッチング、コンサルを手掛け、不動産とITの融合に強み。在庫保有期間短縮し、22.3期は過去最高営業利益更新。 記:2022/06/21

アンビション DX ホールディングス(3300)【取引所】


〈業務内容〉 不動産賃貸管理会社。都心のデザイナーズマンションを中心に、不動産の企画、開発、仕入れ、販売、仲介を展開。不動産DXに注力し、ブロックチェーンを活用した契約簡略化を推進。業容安定し、3Q累計は営業増益。 記:2022/05/24

ロードスターキャピタル(3482)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 都心でオフィスビル投資や賃貸などコーポレートファンディングを展開。30億円未満の中規模物件が投資対象。1万円からの不動産投資に特徴。不動産特化型クラウドファンディングに注力。業容好調で、中間期は増収増益。 記:2022/08/10

霞ヶ関キャピタル(3498)【取引所】


〈業務内容〉 物流施設、滞在型ホテル、再エネ発電所などを開発し、投資家に販売。22.8期3Q累計は物件売却進展。レジデンスファンド組成も貢献し、6割増収に。9月迄に23万株、5億円上限の自社株買い。通期最高業績を計画。 記:2022/07/07

日本情報クリエイト(4054)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 不動産事業者向け業務支援システム等を手掛ける。SBI日本少額短期保険と業務提携。解約率は0.6%。有償サービスの新規導入数は増加。22.6期通期は仲介ソリューションが増収。23.6期は大幅増収増益計画。 記:2022/08/17

量子コンピュータ

 8月10日、第2次岸田改造内閣が発足し、岸田首相は「新しい資本主義」を含む5つの重点課題に取り組むことを表明しました。新しい資本主義の実現に向け、科学技術分野に注力するとしており、中でも量子コンピュータは重点投資項目に組み込まれています。量子コンピュータとは、従来型のコンピュータでは容易に解くことのできない複雑な計算を解くことができるコンピュータのことで、世界中で研究開発が進められています。それに加えて国策支援も追い風になりそうです。

 量子コンピュータは、ゲート方式とイジングマシン方式下にあるアニーリング方式の2つに大別されます。日本では、ゲート方式は富士通<6702>、アニーリング方式はNEC<6701>が先駆的存在となっています。

 また、富士通フィックスターズ<3687>らが共同で進めているスーパーコンピュータ「富岳」は、大規模グラフ解析に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキング「Graph500」のBFS部門において5期連続で世界第 1 位を獲得するなど実用化の期待が高まっています。

フィックスターズ(3687)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 マルチコアソリューションを開発。コンピュータの処理能力を高速化するソフトウェアに強み。Solution+SaaSのハイブリッド収益モデル転換を推進。高速化サービスなど業容好調で、3Q累計は各利益急伸。 記:2022/08/13

HPCシステムズ(6597)【取引所】


〈業務内容〉 研究分野で使われる高性能スーパーコンピュータを開発。理化学研究所での採用実績を足掛かりに、研究機関や大学等で顧客基盤を構築。HPC事業は大口案件等で民間企業向けが好調。22.6期3QはCTO事業が堅調。 記:2022/06/01

日本電気(6701)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 ITサービス国内3位、通信インフラ設備で国内首位。顔認証で世界トップクラス。社会公共事業は公共向けの受注が増加。エンタープライズ事業は堅調。金融業、製造業向けなどが牽引。22.3期通期は小幅増収。 記:2022/07/03

富士通(6702)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 国内最大のITサービス会社。官公庁、金融向けに強い。PC、電子部品の生産も。収益4Q集中傾向。23.3期はDXビジネスの拡大を想定。早期退職募集や固定費削減の効果も出る見込み。最高益更新・連続増配を計画。 記:2022/07/11

シグマ光機(7713)【取引所】


〈業務内容〉 国内最大のレーザ用光学関連部品メーカー。レーザ用の光学要素部品・光学ユニット製品を手掛け、光学機器メーカー向けOEMも展開。半導体・電子材料の量産設備向けに注力。要素部品事業好調で、22.5期は増収増益。 記:2022/07/26

社会インフラ

 近年、気候変動の影響により気象災害の頻発化や、高度成長期以降に集中的に整備されたインフラが今後一斉に老朽化することが問題視されています。2021年度に開始した政府の「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」では、風水害や大規模地震等への対策、老朽化対策などが重点課題として挙げられています。

 民間最大の気象情報サービス「ウェザーニュース」でお馴染みのウェザーニューズ<4825>は、収益安定性が高く、着実に利用者数および利用頻度を伸ばしています。地盤改良と海上土木に強みのある不動テトラ<1813>は、消波ブロックの最大手でもあり、2025年開催予定の大阪万博における港湾整備でも大型受注が期待できそうです。インフラ監視の衛星データ事業を展開する三菱電機<6503>にも注目です。

ショーボンドホールディングス(1414)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 コンクリート構造物の補修・補強工事大手。工事橋梁で首位。NEXCOや官需専門工事に実績。補修材料からの一貫技術に強み。高速道路会社向け受注比率が高い。国内建設など受注高は好調。22.6期3Qは増益。 記:2022/07/02

不動テトラ(1813)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 土木・地盤改良が主力の建設会社。海上土木に強み。消波・根固ブロック用鋼製型枠の賃貸なども。3月末受注残671億円(前年同月末比4%減)と豊富。23.3期は受注が期待できる案件も多く、二桁増収増益を見込む。 記:2022/06/15

ウェザーニューズ(4825)【取引所】


〈業務内容〉 民間気象サービス最大手。海運や航空、鉄道、輸送、スポーツ等向けに気象情報サービスを提供する。個人向けにも提供する。22.5期は航海向けが回復。アプリのダウンロード数の増加によりサブスクや広告が堅調だった。 記:2022/07/26

鶴見製作所(6351)【取引所】


〈業務内容〉 水中ポンプ専業メーカー。設備用と工事用で国内トップシェア。雨水排水や汚水処理、小型pH中和処理、耐海水等で実績。国内はレンタル業界向け電極式水中ポンプ、高圧洗浄機が受注増。23.3期1Qは2桁増収増益。 記:2022/08/16

三菱電機(6503)【いちかぶ】【取引所】


〈業務内容〉 総合電機大手。重電システムや産業メカトロニクス、情報システム、電子デバイス、家電を展開。電力や交通に強み。ボーイング787向け複合材主翼の工程廃材を家電部品へ再利用。業容回復し、22.3期は営業増益。 記:2022/06/25


アナリスト

白幡玲美(運用会社にてファンドマネジャーを経験後、アナリストとしてフィスコに入社。『Yahoo!ファイナンス』『週刊エコノミスト』『ダイヤンモンドZAI』『日経トレンディ』『FRIDAY』などのメディアに出演。)

銘柄選定基準

不動産テック:テーマに関連性のある銘柄のうち今期予想が増収増益の銘柄
量子コンピューター:テーマに関連性のある銘柄を任意に選定
社会インフラ:テーマに関連性のある銘柄のうち増収増益の銘柄

上記選定基準でテーマごとにFISCOアナリストが選定、証券コード順に掲載。

2022年8月10日時点

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ
重要事項(ディスクレーマー)
本レポートは、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為および行動を勧誘するものではありません。

本レポートはフィスコが信頼できると判断した情報をもとにフィスコが作成・表示したものですが、フィスコは本レポートの内容および当該情報の正確性、完全性、的確性、信頼性等について、いかなる保証をするものではありません。

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本レポートは、フィスコ作成、LINE証券が加工・修正しております

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