買いシグナル企業に注目!日経株価はどうなる?

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買いシグナル企業に注目!日経株価はどうなる?

今月のマーケット状況と11月のマーケット展望

 米長期金利の上昇を背景に米株式相場が下落した流れを受け、日経平均株価も軟調になっています。一方、米主要企業の決算発表では市場予想を上回ったことで、決算を好感した買いが入り、相場を下支えしています。外国為替市場は、日米の金融政策の方向性の違いから円安・ドル高は進行しています。一時1ドル=151円台まで下げる場面がありましたが、輸出関連銘柄にとっては追い風となりそうです。

 また、11月8日に米国の中間選挙が控えています。中間選挙前後の特性として、「中間選挙の翌年は株価が上がりやすい」と言われています。値動きの荒い展開が続くとみられますが、インフレ率が徐々に低下してきていることや、利上げ幅が来年にかけて縮小していくことから、年末から来年にかけて株価は上昇していく可能性が高いと思われます。

 当面の日経平均株価の予想レンジは、2万6500円~2万9000円と見ています。

日経平均チャート(10月24日時点)
(10月24日時点)

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独身の日

 毎年11月11日を「独身の日」とする中国では、大手ECサイト中心に独身の日セールが行われます。独身者に限らず多くの人がセール品などを購入する一大イベントとなっています。売上上位には日本の企業もランクインしており、ヤーマン<6630>の美容機器、資生堂<4911>花王<4452>の化粧品・スキンケア用品が人気のようです。化粧品市場の回復は遅れていますが、これらの銘柄はインバウンドが再開すれば、収益拡大が見込めそうです。

 少し違う角度からも注目銘柄を挙げてみたいと思います。昨年の独身の日に取引総額9兆円超を記録したアリババグループとメタバース分野で共同プロジェクトを開始したTSIホールディングス<3608>は、メタバース空間上でブランド体験ができるよう仕組みを開発していくといいます。今後、Eコマースにも活用される可能性があると期待しています。

TSIホールディングス(3608)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 アパレル大手。東京スタイルとサンエーインターが経営統合して発足。ゴルフ事業やストリート事業を育成。リアル店舗改革とECシフトで収益力強化を図る。アパレル関連事業は売上堅調。23.2期1Qは2桁増収。 記:2022/07/30

花王(4452)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 日用品・化粧品大手。海外はアジア開拓に力注ぐ。化学品も。22.12期上期は原材料価格高騰や中国都市封鎖が響き足踏み。下期は値上げに加え、追加のコスト削減を予定。通期では増収増益を計画。33期連続増配予定。 記:2022/08/16

資生堂(4911)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 化粧品国内最大手。高級スキンケア化粧品に強み。事業ポートフォリオの再構築図る。スキンビューティー領域に注力。米州事業は固定費削減などで黒字浮上。トラベルリテール事業は好調。22.12期1Qは黒字転換。 記:2022/07/03

ヤーマン(6630)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 家庭用美容・健康家電メーカー。美顔器や脱毛器に強み。他社製品の仕入販売や越境EC等も手掛ける。直販サイトによる販売に注力。通販部門は堅調。中国牽引で海外部門は伸長。23.4期は2桁増収増益を見込む。 記:2022/07/31

ユニ・チャーム(8113)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 衛生用品大手。紙おむつやマスク、生理用品等を手掛ける。紙おむつで最大手。ペットケア製品も高シェアを持つ。今期1Qはペット用品が堅調だった。紙おむつやマスク等の販売も堅調も、原材料価格高騰等が重しとなった。 記:2022/06/30

上方修正銘柄

 3月期の中間決算発表の本格化を前に、業績修正する企業に注目です。先行き不透明感が強く、業績見通しは保守的になっているほか、輸出企業の想定為替レートは円高設定になっており、業績が上振れる可能性が高いです。

 まず、値上げラッシュでリユース商品が注目されるトレジャー・ファクトリー<3093>は、今期の経常利益を38.3%上方修正し、最高益予想を上乗せしました。相場全体が低迷するなか、上場来高値を更新しています。

 足元の進捗率が高く業績修正しそうな企業も見てみましょう。TKP<3479>は主力の貸会議室事業の需要回復に加え、宿泊事業、レンタルオフィス事業の売り上げも好調です。上期経常利益の通期計画に対する進捗率は110.1%とすでに上回っており、上方修正が期待されます。

トレジャー・ファクトリー(3093)【現物取引】


〈業務内容〉 大手リサイクルショップ。衣料品や雑貨、家電等を扱う「トレジャーファクトリー」等を展開。2月末時点で10業態、220店舗を運営する。今期1Qは大幅増収、増益スタートとなった。7月に上期予想を上方修正した。 記:2022/07/27

ティーケーピー(3479)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 貸会議室大手。貸会議室市場シェアは5割超。遊休不動産を割安に仕入れ有効活用する空間再生流通事業に特徴。貸会議室事業は大幅増収。イベント需要の取り込みなどが寄与。23.2期1Qは2桁増収、黒字転換。 記:2022/07/18

イワキ(6237)【現物取引】


〈業務内容〉 流体制御機器メーカー。世界的なケミカルポンプメーカー。多品種少量生産で年間60万台の生産能力を持つ。世界15カ国に販売網を持つ。今期1Qは二桁の増収、約2倍の増益スタート。半導体、液晶市場が好調だった。 記:2022/08/23

サンテック(6777)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 光通信機器部品を製造・販売。光通信機器の評価・検査装置も。海外売上比率7割超。23.3期1Qは産業用・医療用光測定器が好調。買収会社の貢献や円安の追い風もあり大幅増収増益に。高進捗ながら通期計画は変えず。 記:2022/09/15

オリンパス(7733)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割超。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。内視鏡画像AI技術を有する米Virgo社に出資。期初時点で懸念材料とした複数のリスクを最少化し、1Qは増収増益。 記:2022/08/11

ヨネックス(7906)【いちかぶ】【現物取引】

〈業務内容〉 スポーツ用品メーカー。バトミントン用品やテニス用品に強み。マーケティング投資を積極化。スポーツ用品事業は好調。日本は黒字転換。増収効果や工場の稼働率改善等が寄与。特別利益計上。22.3期通期は収益伸長。 記:2022/07/04

ゴールデンクロス

 ゴールデンクロスとは、長期の移動平均線を短期の移動平均線が下から上に抜けることを指し、相場の上昇期入りのシグナルとされています。上記の上方修正銘柄で挙げた2銘柄も、10月14日に5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスが発生しました。

 ゴールデンクロスは「買いサイン」とされていますが、さらに精度を上げるために、複数の指標を組み合わせると良いでしょう。一つの例として、MACDというトレンドの転換点を予測し、売買タイミングを判断するための指標があります。MACDでは、通常の移動平均線よりも売買タイミングを早く予測できるという特徴があります。MACDのゴールデンクロスの発生後、移動平均線もゴールデンクロスが発生し同じ売買シグナルが発生するか確認してみると良いでしょう。

日本M&Aセンターホールディングス(2127)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 大手M&A仲介会社。国内の中堅中小企業の事業継承や事業再生等を目的としたM&A仲介業務を行う。上場支援等の成長支援サービスにも注力。今期1Qは譲渡案件の新規受託件数は増加も、成約件数が足踏みとなった。 記:2022/09/05

スマレジ(4431)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」を展開。中規模事業者がメインターゲット。クラウドサービス関連機器の販売も行う。サブスク売上比率は5割超。クラウドサービス月額利用料等は増加。22.4期通期は売上堅調。 記:2022/07/03

サンテック(6777)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 光通信機器部品を製造・販売。光通信機器の評価・検査装置も。海外売上比率7割超。23.3期1Qは産業用・医療用光測定器が好調。買収会社の貢献や円安の追い風もあり大幅増収増益に。高進捗ながら通期計画は変えず。 記:2022/09/15

三菱重工業(7011)【いちかぶ】【現物取引】【CFD】


〈業務内容〉 総合重工業最大手。エネルギーや航空、宇宙開発、交通システム、物流、防衛等、幅広い分野で事業展開する。今期1Qは受注高と売上高が増加も、石炭火力の欧州拠点縮小の一時費用や材料費、輸送費の高騰が重しとなった。 記:2022/08/24

信越ポリマー(7970)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 シリコーン樹脂や塩ビ樹脂加工を手掛けるファインケミカルメーカー。半導体関連容器や自動車用キーパッド、タッチスイッチなどを手掛け、ゴムコネクターで世界トップシェア。精密成形品事業の好調で、1Qは各利益急伸。 記:2022/07/26

カプコン(9697)【いちかぶ】【現物取引】


〈業務内容〉 ゲームソフト大手。人気IPを多数保有。アミューズメント施設の運営や関連機器の開発、eスポーツ事業なども。23.3期1Qはアミューズメント施設事業が増収。新規出店効果に加え、来店客数の改善などが寄与。 記:2022/08/27


アナリスト

白幡玲美(運用会社にてファンドマネジャーを経験後、アナリストとしてフィスコに入社。『Yahoo!ファイナンス』『週刊エコノミスト』『ダイヤンモンドZAI』『日経トレンディ』『FRIDAY』などのメディアに出演。)

銘柄選定基準

独身の日:中国「独身の日」に関連する銘柄を任意に選定
上方修正:上方修正を発表した銘柄、進捗率が高く上方修正の可能性がある銘柄
ゴールデンクロス:10/20~25の終値ベースで、5日と25日の移動平均線がゴールデンクロスした銘柄。ゴールデンクロスの前にMACD買いシグナルが出ている銘柄については注記。

上記選定基準でテーマごとにFISCOアナリストが選定、銘柄コード順に掲載。

銘柄選定基準日
独身の日・上方修正:2022年10月19日時点
ゴールデンクロス:2022年10月25日時点

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ
重要事項(ディスクレーマー)
本レポートは、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為および行動を勧誘するものではありません。

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本レポートは、フィスコ作成、LINE証券が加工・修正しております

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